3.なえのできるまで【温湯消毒】

田植えというと田んぼに苗を植える作業だけど、その苗もいきなり現れるわけじゃなく、育てたものだ。今回は「苗のできるまで」その3として「温湯消毒」だ。

【温湯消毒】

お米を作るときの困りごとは害虫と病気。そのうち、病気の多くは種もみに潜んでいるんだって! 今までは種まき前に農薬で処理をしていたのだけど、クスリを使わなくて済むのなら使いたくない。そこで「種もみをお湯で煮てしまえ!」という画期的な方法が考え出されたんだ。

具体的には60度のお湯に10分間浸けて殺菌し、すぐに水で冷やすという方法。時間はかかるけど、農薬の使用量を減らすことができたんだよ!

熱湯じゃない!芽がちゃんと出るの?

殺菌ができて芽も出るギリギリを狙っているんだ

↑動画にまとめたので見られる人はどうぞ! 

まあ、1つ1つ見ていこう

年配者が多いので仕事のBGMは演歌。最年長の古老が演歌で踊ってたよ!
年配者が多いので仕事のBGMは演歌。最年長の古老が演歌で踊ってたよ!
このように4キロずつ。網袋に入った脱芒・計量した種もみや買ってきた種もみが並んでいる。
このように4キロずつ。網袋に入った脱芒・計量した種もみや買ってきた種もみが並んでいる。
これはコシヒカリの種もみ。品種によって袋の色が違うよ。
これはコシヒカリの種もみ。品種によって袋の色が違うよ。
おっきなお風呂にたっぷりとお湯が入っている。これに種もみを浸けて10分待つ。袋はたった4つ。16キロしか入らないからかなり時間のかかる作業だ。
おっきなお風呂にたっぷりとお湯が入っている。これに種もみを浸けて10分待つ。袋はたった4つ。16キロしか入らないからかなり時間のかかる作業だ。
10分経つと煮えちゃわないうちに急いで冷水で冷やす。近所の人たちはこれを2日に渡ってやっているんだ。
10分経つと煮えちゃわないうちに急いで冷水で冷やす。近所の農家の人たちはこれを2日に渡ってやっているんだ。
冷やした後どうするかというと脱水する。洗濯機の脱水槽と同じ機械があるんだ。脱水する理由はそのままだと勝手に芽が出ちゃうから。種を蒔く都合上、芽がでるタイミングを揃えたいんだ。
冷やした後どうするかというと脱水する。洗濯機の脱水槽と同じ機械があるんだ。脱水する理由はそのままだと勝手に芽が出ちゃうから。種を蒔く都合上、芽がでるタイミングを揃えたいんだそう。
関係ないけど、機械って壊れる。これはタイマーのつまみが取れて無くなってしまったんだね。
関係ないけど、機械って壊れる。これはタイマーのつまみが取れて無くなってしまったんだね。

ひゃぁ!これは不便だ!

さっき何で回していたのかと思ったら、氷を挟むトングだ。去年はマイナスドライバーで回していたよ
さっき何で回していたのかと思ったら、氷を挟むトングだ。去年はマイナスドライバーで回していたよ

ゆる〜い感じがいいよね!

脱水機は水平に設置するのが大事。しかし、斜面においているもんだからダンボールなんぞを挟んでいる。こういうところも間が抜けた感じでスキ。
脱水機は水平に設置するのが大事。しかし、斜面においているもんだからダンボールなんぞを挟んでいる。こういうところも間が抜けた感じでスキ。

種まきまでの作業は後1つ!

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Author: いねの はかせ

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