4.なえのできるまで【浸種と催芽】

【浸種と催芽】

田植えというと田んぼに苗を植える作業だけど、その苗もいきなり現れるわけじゃなく、育てたものだ。今回は「苗のできるまで」その4として種もみの浸種(しんしゅ)、催芽(さいが)だ。

聞きなれないことばだね

水に浸して「芽が出ろ芽を出せ」とうながすということかな

浸種(しんしゅ)は水に浸すこと、催芽(さいが)は発芽を早めたり、発芽の不揃いを避けること。普通にタネをまく場合土に埋めちゃうけど、なぜそんなめんどくさいことをするのか、自分なりに考えてみると・・・

苗ってこんな風に芝生みたいにぎっちりできている。
苗ってこんな風に芝生みたいにぎっちりできている。
根っこ同士が絡まって、苗のトレーから本当に芝生みたいに外すことだってできるんだ。
根っこ同士が絡まって、苗のトレーから本当に芝生みたいに外すことだってできる。ムラなくスキマなくギッチリ苗を作った結果こうなっているんだと思う。

どうしてそういう苗を作りたいのか考えるに・・・

田植機の写真。苗の下に見える機械の「ツメ」2〜3本くらいずつ掻き取って田んぼに植える機械だ。
田植機の写真。緑の芝のように見える苗を機械の「ツメ」が、下から順番に2〜3本くらいずつ掻き取って田んぼに植えるという複雑な作業をこなしている。

もし、この苗にムラがあったら機械の「ツメ」が空振りして、苗を植えることができない。だから、種まきの時にはスキマなくムラなく種をまきたいだろうし、その種もみは確実に、しかも揃って芽が出るようにしたいのだと思う。

【浸種と催芽のようす】

これやるとどうなるの?

前やった画像があるよ

なんかもう芽が出ちゃっている感じだけど、胚芽が膨らんで「ポコッ」と膨らんでいる状態が理想なんだって!
なんかもう芽が出ちゃっている感じだけど、本当は胚芽が膨らんで「ポコッ」と膨らんでいる、「鳩胸」状態が理想なんだって!

芽が出たくてタマラン!って感じだね

そんな感じで種まきするのがベストだよね

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Author: いねの はかせ

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